エスティマ
ESTIMA M-Edition?
SIKIRI 購入記 SIKIRI 仕様 SIKIRI 比較 SIKIRI 燃費 SIKIRI トラブル SIKIRI 過去の愛車 SIKIRI リンク SIKIRI
SIKIRI インテリア SIKIRI エクステリア SIKIRI エンジンルーム SIKIRI 足回り SIKIRI その他 SIKIRI エアロカタログ SIKIRI SIKIRI



ユーザー車検(2011/3/4)
●はじめに

 3月11日にエスティマ、3月29日に妻のライフの車検満了日を控え、今までいろいろ地味にイジッてきた中で車検が微妙な部分については、そろそろノーマルに戻さなければならない…。

 ライフはほぼ今のままの状態で車検は通りそう?だが、エスティマは戻さなければならない部分が多くて何ともメンドウ。

 どちらもこれまではディーラーで車検を受けてきましたが、マイエスは3回目の車検ですので「保障がつくしプラン」も対象外になり、また、以前、オイル交換の入庫を拒否されたこともあったので、今回ディーラー車検はパス。

 ライフはと言うと、まる14年間乗り続けたのでそろそろ取り替え時かとも考えましたが、思いのほか外観がきれいでエンジンの調子もよく、廃車にするにはもったいないので車検を取ることにしました・・・。が、とは言っても何分古いので、あと2年持つかどうかという心配もあり、あまり今回の車検にはお金をかけたくない…。

 また、2台の車検のほか、下の娘の高校入学、上の娘はバイク通学のためスクーターをほしいとせがまれていることもあり、何とかこの財政難を乗り切るために、今回は車検費用を最小限に抑えたい・・・。

 まぁ、車は自分でマメにオイルや各種フィルターを交換している(つもりだ)し、ブレーキパッドも見たところ問題なさそうなので、以前から興味のあったユーザー車検にチャレンジすることを決意しました。
●情報収集

 まずは、ネットで情報収集し、手続きの仕方や必要なものなどを調べまくって何度も読み返し、一通り学習。 

 休みの日を利用して、最寄りの車検場である「東北運輸局青森運輸支局八戸自動車検査登録事務所(エスティマ)」と「軽自動車検査協会青森事務所八戸支所(ライフ)」の場所も事前に確認しました。
マフラーカッター
マフラーカッターは取外し(純正OPじゃなかったっけ・・・。)


パーキングブレーキペダルカバー
パーキングブレーキペダルはテープで塞ぎました


フロントテーブル
フロントテーブル取り外し


スイッチパネル隠し
スイッチパネルはダンボールで隠す


ナンバーアンダーベース
ナンバーアンダーベースも取り外し


助手席小物入れ
ipodはこの中に詰め込みました
●エスティマ車検対策

エスティマのこれまで2回のディーラー車検を振り返ると、

@1回目まで 

テールランプの6灯化 → 4灯化

マフラーカッター取り外し

サンシールド取り外し

あいさつくんのスイッチ取り外し

A2回目まで(1回目までにプラス)

・LED球全て交換(ポジションサイドマーカーナンバー灯ウインカー

が指摘され、ノーマルに戻したうえで車検をパスしてきました。

 今回は上記に加え、前回の車検以降にイジッたところをチェックして怪しい部分は事前にノーマルに戻すことにします。

 また、タイヤはスタッドレスタイヤで受検します。(岩手の北のほうでは、4月上旬まではスタッドレスです。)

 前回指摘されたLED球は、ネットの情報ではそのまま車検をパスしたという情報もあり、自分的にも、マイエスに取り付けているものもかなり明るくノーマル球と遜色ないと思うのでそのままチャレンジしてみようかとも思いましたが、念には念を入れて、やはりノーマルバルブに戻しました。

 で、1回目、2回目に加えてノーマルに戻したところはというと、

自作ネックパッド → 取り外し

パーキングブレーキペダルカバー → ビニールテープでぐるぐる巻き

フロントテーブル → 取り外し

iPod → 助手席小物入れの中へ

ナンバーアンダーベース  → 取り外し

あかりちゃん → スイッチオフ

リバースくん → スイッチオフ

自作カーテシランプ → スイッチオフ

電納くん → スイッチオフ

自作LEDリフレクター → スイッチオフ


怪しいけどそのままチャレンジするもの

自作センターコンソールボックス → スイッチパネル部分だけダンボール箱で隠す

汎用コンソールボックス

激安HIDバルブ 6000K

激安HIDフォグバルブ 3000K
車検時にノーマルに戻したイジリを表にするとこんな感じ。
イジリ箇所 対策 1回目 2回目 3回目
テールランプの6灯化 4灯化
マフラーカッター 取り外し
サンシールド 取り外し
あいさつくんのスイッチ 取り外し
LEDポジション球 ノーマル球交換
LEDサイドマーカー球 ノーマル球交換
LEDナンバー灯 ノーマル球交換
LEDウインカー球 ノーマル球交換
ウインカーリレー スパシオと一時交換
自作ネックパッド 取り外し
パーキングブレーキペダルカバー ビニールテープでぐるぐる巻き
フロントテーブル 取り外し
iPod 助手席小物入れの中へ
ナンバーアンダーベース 取り外し
あかりちゃん スイッチオフ
リバースくん スイッチオフ
自作カーテシランプ スイッチオフ
電納くん スイッチオフ
自作LEDリフレクター スイッチオフ
●ライフの車検対策

青色コーティングヘッドライト → ノーマル戻し

 心配は、フロントガラスの小さなヒビDIYリペアで傷は一応埋めてありますが、発見されると指摘される可能性が・・・。フロントガラス交換か・・・?
LED非常灯
車検対応のLED非常灯
●定期点検整備記録簿

 一応、どちらの車も車検に通るであろう状態まで戻した後、今度は、定期点検整備記録簿により車の点検を行いました。

 定期点検整備記録簿とは、車検証などと一緒に保管されているメンテナンスノートのことで、これまでディーラー等で整備してもらった記録も確認でき、また、今回点検する際に使う用紙もありました。

 記録簿の項目に従って、一応自分で点検できるところを一通りチェック。プロのお墨付きが無いのが少々不安ですが、この辺は後で車に何らかのトラブルが起きても自己責任ということで腹を括りました。

 点検した際に、発煙筒の期限切れを発見。そのまま発煙筒を購入するのも芸がないので、車検対応のLED非常灯を用意しました。
●自賠責保険

 点検の後は近くの
JAで自賠責保険の手続き。だいたい自賠責は車検満了日から1カ月くらい長くかけているのが普通だと思いますが、エスティマもライフも自賠責の期間は4月までとなっていましたが、4月から保険料が上がるということで、4月の満期日から24か月掛ける保険料より、3月から25か月掛けたほうが安いということでしたので今回はそのようにしました。
●車検の予約

 続いては車検の予約。どちらもインターネットから予約できました。

 まずエスティマは、国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」から、3月4日の第1ラウンド(受付8:45〜10:00、検査9:0010:15)に予約。

 どこか引っかかってもその日のうちに直せる時間を多くとりたい、また、業者等も少ないことを期待して、あえて朝一を予約しました。

 次にライフ。軽自動車検査協会の「軽自動車検査予約システム」から、3月4日の第3ラウンド(受付13:00-14:00、検査13:00-14:15)に予約。

 こちらはエスティマが午前中に車検が終わることを期待して、午後一番に予約しました。

 車検の際に持参する以下の物を準備して、当日に備えました。

・定期点検整備記録簿・車検証・自賠責保険証・自動車税納税証明書・リサイクル券・現金・印鑑・工具・筆記用具・予約番号、暗証番号・発煙筒・ガムテープ
後部座席     ラゲッジルーム
後部座席とラゲッジルームには工具やジャッキ、ノーマルパーツなど考えられるありとあらゆる物を詰め込み、車検に備えました。
●車検当日

 車検当日の朝、私と妻はそれぞれエスティマとライフに乗り込み、まずはエスティマの車検場である八戸自動車検査登録事務所へ向かいました。

 8時50分くらいに到着したにもかかわらず、結構な込み具合・・・。手際のいいプロの方々は、既にラインに並んでいる人までいる。

 何しろ初めてで不慣れなので、その場の雰囲気にのまれそうになりながらも、何とか平静を装い、入り口にある案内板を確認した後、別棟の自動車整備振興会の窓口で「継続検査書類一式ください。」と言って、継続審査申請書、自動車重量税納付書、自動車検査票の3枚を30円で入手。

 続いて隣の窓口でお姉さんから手数料と重量税の印紙を購入して用紙に張り付けてもらい、登録事務所に戻って申請書類一式に必要事項を記入して窓口に提出すると書類を戻され、ラインに並ぶように指示されました。

  その際に「初めてなんですけど…。」と言うと、「まずはラインの見学をしてみたほうがいいと思います。ラインに並んだら初めてだと検査官に伝えてください。」ということでしたので、とりあえず一通り見学し、いよいよ緊張の受検に挑むことに…。
八戸自動車検査登録事務所
ここで書類一式を入手し、検査の手順を確認
●ユーザー車検の受験(エスティマ)

 まずは外観検査。検査官に初めてと伝え書類を渡すと親切丁寧に教えてくれました。

 初めにボンネットを開け、車体番号などの確認。あんな所にあるとは全然知らなかった・・・。

 続いてはスモール、ライト、ストップ、バック、ウインカー、フォグ、ウォッシャー、ワイパー、ホーンなど、検査官の指示通りに操作、ここで少しビビったのがリアフォグの点灯を求められたこと。

 ここは別に点灯することもないかと思いLEDバルブのままでしたが、覚悟を決めて点灯させると何事もなくOKとのこと。

 少し拍子抜けしている私のことを気にもせずに、検査官は車内も確認(各種警告灯か?)し、LED非常灯にチラッと目をやってラインに入るように指示がありました。

 心配していた激安HIDバルブ 6000KHIDフォグバルブ 3000Kもスルーなのか?と安心していたところ、ラインの建物に入ったところで、もう一度フォグをつけるように指示がありました。

 ドキドキでフォグを点灯すると白い紙をかざしてしばし色味を確認し、「ハイ!OKです。」ということで、第一関門クリア。ここで検査官が書類にチェックして戻してくれました。

次は排ガス検査。プローブをマフラーに差し込んでしばらく待つと、電光掲示板に○の判定。ノーマルマフラーですのでここは余裕でパス。判定が出たら記録器で記録します。

 次にサイドスリップ検査。電光掲示板が「進入」になったところで案内線に沿ってゆっくりと前進します。まぁここも訳が分からないまま何とかクリア。

 電光掲示板に従ってスピードメーター、ブレーキ、サイドブレーキの検査と順次進みます。

 テスターにタイヤ4輪を乗せ、スピードメーター検査はDレンジに入れ、メーター読みで40キロをキープし少ししたらパッシング、こちらもOK。ブレーキ、サイドブレーキは電光掲示板の表示に従ってそれぞれ思いっきり踏み込むとOKとなりました。

 続いて光軸検査。ヘッドライトを上向で点灯して待っていると、テスターが自動で検査します。結果、右×、左×・・・。

 もう一度検査しますと出て、検査するも同じ結果に…。

 検査官が駆け寄りロービームを隠してくれて、再度測定してくれましたがやはりダメ…。

 無情にも次に進んでくださいという指示があり光軸は×決定。ここでまた記録器で検査票に記録し次の検査へ。

 次は下回りの検査ですかここも難なくクリアし、総合判定所のところに行くと、「光軸が左右ともかなり上ですので直してから再度光軸だけ再検査してください。」と言われたので、近くで調整してくれるところがないか聞いたところ、近隣で調整できそうな民間車検場の場所だけ教えてくれました。更に「左右とも20高いと言って調整してもらってください。」と親切に教えてくれました。
     
●光軸調整、再検査そして合格

 車検場から2〜3分走ったところにある民間車検場に行き検査官から言われたことを伝え調整してもらうことに。待つこと約10分で完了。

 すぐさま車検場に戻って再度ラインに並び、検査官に光軸のみ再検査の旨伝え、検査してもらうとどちらもOK。

 検査官からも「ばっちり調整出来てます。」と言ってもらって一安心。総合判定でOKをもらい検査官に丁寧に挨拶をした後、登録事務所の窓口に書類を提出し少し待つと新しい車検証とシールが交付され、いよいよエスティマのユーザー車検終了!!いやー良かったー!!
●ライフのユーザー車検

 エスティマの車検が午前11時ころに終わったので、ライフの車検の書類を事前に揃えておこうと今度は軽自動車検査協会へ。

 普通車の車検場からおおよそ車で10分程度の距離。

 軽自動車の書類購入や申請場所は1か所で済むため普通車よりはだいぶわかりやすい感じ。書類もすぐに手に入れることができ、申請書に一式記入してもまだお昼までには時間がある…。

 そこで思い切って、申請窓口に午後からの予約だったが今の時間に受け付けていただけないか頼んでみたところ、快くOKをしていただき、ユーザー車検で初めてだということを窓口に伝えると、親切な説明書きのほか、赤い箱のようなものを手渡され「屋根に設置しておくと検査官が丁寧に説明します。」と説明していただき、初心者にも大変優しい感じがしました。

 検査項目や方法などはほぼ普通車と同じですが、外観検査は心配していたフロントガラスの指摘もなくクリア。

 サイドスリップが狂っているらしく、検査官が優しく説明しながら3回くらいチャレンジさせてくれましたがここで撃沈。

 続いて光軸もダメ。

 最後の下回り検査では、予想もしなかったフェンダートリムが指摘され、車幅を測ったところ1センチ程度オーバーしているとのことでここもアウト。

 「仕上がりが良かったので見逃してしまうところでした。」なんて優しい言葉でバッサリ切り捨てられました。

 ここでも検査官から光軸やサイドスリップの調整をしてくれそうなところを聞くと、近くに車検もできるガソリンスタンドがあり、そこで調整してくれるかも…、と、ここでもグレーな感じで教えていただきました。

 まぁ検査官は「ここ」という感じで固有名詞は出せないんでしょうね。でも場所だけでも教えてくれたのですごく助かりました。
●光軸とサイドスリップ調整、再検査そして合格

 昼食後、検査官から教えてもらったガソリンスタンドで光軸とサイドスリップを調整してもらい、軽自動車検査協会の駐車場でフェンダートリムの取り外し作業開始。

 両面テープとビスでフェンダーに止めていましたが、あまり手間取らずに取り外し終了。

 外観(フェンダー)、サイドスリップ、光軸の再検査を受けそれぞれ合格し、窓口で車検証とシールを受け取りライフのユーザー車検も終了。
●ユーザー車検の感想

 受ける前はかなり緊張しましたが、やってみると結構簡単ですね。車検場の受付の方や検査官の方々も親切丁寧に教えてくれたので、初めてのユーザー車検にしてはスムーズに行ったほうじゃないかと自己満足しています。

 今回ユーザー車検を受けてみて、車がよほどおかしなものでなければ、車検自体はさほど難しいものではないと感じましたが、素人の自分が手入れをし、点検した車と、プロがキチンと点検・整備した車では、故障やトラブルのリスクの高さは言うまでもなく、安い費用と引き換えに高いリスクを背負うことになるかもしれません。

 今回、私の場合は自己責任でユーザー車検を選択しましたので、自分でできうる日常の点検整備をキチンと行うほか、時期を見て、プロの点検もお願いしてみようと思っています。
●ユーザー車検の費用

最後に一番気になる費用について、これまでの車検費用と今回のユーザー車検の費用は以下のとおりです。
◆エスティマ  68,150円

内訳
 
@法定費用 65,000円
  ・重量税(2年分) 40,000円
  ・自賠責保険料(25ヶ月分) 23,170円
  ・検査手数料 1,800円
  ・継続審査申請書、自動車重量税納付書、自動車検査票 30円


 Aその他費用 3,150円

  ・ヘッドライト光軸調整、テスター代 3,150円
◆ライフ  31,200円

 内訳
 
@法定費用 28,575円
  ・重量税(2年分) 7,600円
  ・自賠責保険料(25ヶ月分) 19,540円
  ・検査手数料 1,400円
  ・軽専用2号様式 35円


 Aその他費用 2,625円

  ・ヘッドライト光軸調整、テスター代 1,575円
  ・サイドスリップ点検調整代 1,050円
 上記費用のほかに、油脂類や各種フィルター等は事前に自分で交換していますのでそちらにも当然お金は掛かっていますが、ここには車検当日に掛かった費用のみ掲載します。

 費用だけ見るともちろんユーザー車検に分がありますが、今回ユーザー車検を受けてみて感じたことは、自分で点検整備し仕事を休んでユーザー車検を受けに行くのは、よほどのマニアでなければあまりお勧めできないですね。色んな手間を考えるとユーザー車検が得とは一概には言えない気がします。

 プロの整備士が自分の車を点検し、今後、愛車を良好な状態で維持していくために必要な整備をした分がユーザー車検費用との差額分だと思います。

 自分の点検整備に自信がある方や、自分で点検整備したほうが車に愛着がわくという方もいるでしょうし、プロから見てもらったほうが安心という方、お金が有り余っていて車検の都度車を替える方?もいるかもしれませんので、その辺は、それぞれが自己責任で判断すればいいと思います。

 私の場合、次回はプロにお願いするかも・・・。

 いずれ、エスティマもライフも法律的には後2年間、公道を走行することができるようになりましたとさ。メデタシ、メデタシ。




HOME トラブル 次は過去の愛車紹介 ページトップページトップ
Copyright (C) 2006 TSUKI. All Rights Reserved.







inserted by FC2 system